今月の本 2305号  第12回原子力規制委員会
[https://www.nra.go.jp/disclosure/committee/kisei/010000823.html]



(今回はメルマガ発行後の誤字脱字の訂正や状況の変化や説明を加えたい点について随時加筆しています。)








今月は、また原子力関連です。 もともとは女川原発の判決がどうして下されたか調べようとしたのですが、 まだ判決文が公開されてなくて原告団のページもみつからなかった のです。(下級裁判所 裁判例速報 検索結果 [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/list4?page=1&filter%5Brecent%5D=true] でも最新の凡例でもひと月以上前のものしかありません。 判決文は公聴人の前で読んだのですから 公開の原則です。そして、文書はできているのですから 判決と同時にのっけて問題ないですし、 修正作業も必要ないはずです。 最近文書の大量廃棄も問題となりましたが 司法で民主主義の芽がつまれはじめているように感じます。 それだけでなく、マスコミはマスコミで全文のっければよいのに 要旨を有料ページでだけで伝えています。 これではほとんどの人がみないことでしょう。 まるで判決内容を隠そうとしているようで ここでも民主主義を支える報道という民主主義の基本が 損なわれているように思われています。) そんなわけで現在原子力行政はどうなっているか 気になって久しぶりに規制委員会をのぞいてみました。 そのページが本文書です。 そしてそこにある関連文書や映像をぜひご覧になっていただきたいと思います。 とりあえず議事録を それらを読みながら読んでください。 その中で決まったことの一つが燃えやすいナトリウムで 冷やす実験炉の原子炉設置変更許可申請書(高速実験炉原子炉施設の変更)に関する審査書案についてのパブリックコメントです。 [https://www.nra.go.jp/procedure/public_comment/20230525_01.html] 6月23日までです。特殊な原子炉ですので、なるべく多くの人に 参加していただきたいです。 この第12回の会合を受けての記者会見の様子の動画も 公開されていますが、がらがらです。 今回の議事録を読んでもまったく311から問題の解決が 進んでいないのに、もう10年以上たったから大丈夫と 考えているのでしょうか? ぜひ全世界の人にもう一度これらの文書を 読んで、人類が扱うには難しすぎて危険すぎるものが いくつも動作しているということを再実感して 行動していただきたいと思います。

で、そういう意味で問題なのが、 今回の議題5(議事録の26ページ以降です。) 以前も述べましたが最近一号炉の底のコンクリートが 大きく溶けていることが最近わかりました。 そこでそれから強度的に問題ないか、 管が破断することによる環境への 影響についての東電の報告に対して、 そういう仮定が多い時間がかかるやり方より、 単純に穴があいたらどうなるか、 どうすることで防げるかを 委員の方がまず報告させようとさせてます。 そうすべきだと思いますが、その 時間経緯が問題だと思います。 311の事故対応当時の想定がはずれたのですから 事故当時と同様な体制で数時間以内に 対応を協議すべきです。 (人員リソースの話もでてましたが、 再稼働審査をすべて止めてでも優先すべき事項です。) なのに、現在規制が各原発にたいしてどうなのかを 規制庁が委員に報告するのも 次の委員会のようです。 (記者会見を聞いていたら二か月後までには と委員長がおっしゃっていました。その報告があって動くのですから さらに対応は遅れることになります。 ためしに翌日の東電との会合の動画もみていましたが、 委員会からの要請は話題になってないようです。 ちゃんと規制がどうやっているかの報告は 規制委員会に報告されているのでしょうか? そもそも規制している側なのですから 会合内で回答するべき問題でしょう。 前から述べてますが賛成派ほど規制案を読んでいない危険な 状況にあるように思われます。それで人類を壊滅させるかも しれない危険な技術を扱うべきではないでしょう。 (昔原潜が沈んだだけで人類滅亡といわれたのです。 一号炉だけでなく二号炉も底を溶かしたとかんがえると 謎の安定化の説明になります。そして専門家はなにも言及していませんが、 メルトダウンしたら、一号炉の下をみてもわかるように コンクリートでは止められないのです。突き抜けたと考えるのが自然です。 もちろん運よくとまった可能性もなくはないですが、突き抜けて下へ進んでいって地下水脈を突っ切ったら、 海溝にとびだしたら、など原潜どころではない量の核燃料です、どれだけの大災害になることでしょう。 全人類がもっと真剣に議論と調査をすべきでしょう。 なんなら近くにニュートリノ観測装置を作ってちゃんと炉内に 核燃料がとどまっているか確認すべきではないでしょうか。そして そこで大丈夫とわかったらまた現在のペースにもどせばよいのです。 311のころ問題とされたのは福島から地下水脈が 東京へ流れているということです。本当かどうかしりませんが 本当なら、米軍の科学物質より大事になるのではないでしょうか。 早めに調査して安心させてもらいたいです。) そんな状況で原発を60年動かす法案が通りました。 賛成した議員さんはちゃんと記者会見や審査会合などを 見て理解した上で投票していますでしょうか? 賛成派の方は枕詞のように世界一厳しい安全基準で 規制庁が判断したものを動かすといってますが、 上記のように規制庁も規制委員もどのように規制しているか 即答できないのです。こんな状況でまた事故がおきたら まったく対処できないことでしょう。原子炉事故は一分一秒を争うのです。 そして、そんな中さらに北朝鮮がロケットを打ってきました。 私には原発延長法案から目をそむけさすのにぴったりのタイミングに思われます。 (さらに妄想をたくましくするとここ最近日本中でおきている日本ぽくない数々の事件も それが目的と考えると腑に落ちます。実際原子力関連の法案採決が 今頃とはまったくしりませんでした。(マイナンバーもです。)) ですから前々から述べているように日本の原子力政策の後ろに反日勢力が いるように思われます。なにしろ反日勢力や国家にとって 日本の主要都市の近くに原発があることは わざわざ自国から核兵器を撃たなくても 日本自ら自分の国を攻撃する核兵器を自国に用意している ようなものですから、容易に主要都市を無力化できます。 都合が良いというかよすぎる状況なのです。 廃炉などされては困るのでしょう。 実際驚くほど重要地域に原発が立地しています。 前にも述べましたが科挙の国は試験勉強が得意です。 ですので公務員試験も得意で官僚の上の方にも スパイがいるのではないでしょうか? このように規制庁も規制委員も国会議員も内容を精査せずに責任を持たずに 危険な原発を動かすことについて与野党やマスコミや市民から ほとんど議論がまきおこらないなど不思議でありません。 TVで映されていましたが、今回の法案採決に反対する人たちがあまりに少なくておどろきました。 そして、規制庁や規制委員会の記者会見もがらからです。 結局311の前と同様にだれも実態を知らずに 原子炉がどんどん稼働していくのです。 どこかの国の日本人撲滅計画が進行しているとしか思えません。 ちなみに今回原子力法に国家は原子力を推進しなければならない というようなとんでもない文言が入ったようです。 今後この文言を錦の御旗にして 原発の推進をすすめていくつもりなのでしょう。 これは、戦前に、統帥権干犯という法的概念で 日本を軍国主義に誘導していった手法と似ています。 そもそもそんな概念は想定されてなかったのにいったん作り出されると 錦の御旗になって天皇ですら逆らえないという不思議なことになりました。 本来は天皇が組閣しろといっているのに大臣をださないことの方が統帥権干犯なのです。 NHKのドキュメントなどをみていると そのときは蒋介石政権がいろいろ日本に作戦をしかけたようですが、 今回はどの国が作戦をたてているのでしょう。 (ちなみに蒋介石政権にそう思わせ行動させたのは旧ソ連ではないかと私は思っています。 最近報道がないので歴史学的にどうなっているのかよくわからないのですが、 盧溝橋事件でソ連が撃たせたという文書があったという記事をみたことがあります。 北アジアの覇権をとろうとして謀略をしかけたとするとありえることだと思います。) そして、日本人はもっと自分の頭でひとりひとりが、 本当に日本が良くなるにはどうしたらよいか考えて主張することで、 このような謀略にひっかからないようになるべきでしょう。 それにはまず現在の議論すら認めない風潮を 国民全員で打破すべきでしょう。)

そして議題6ですが、さんざん問題となっている処理水放水の 検査があんな報告書でよいのでしょうか? 本当によいのかどうか第三者にはまったくわかりません。 あれでは規制委員の人も判断できないはずです。 たんたんと了承してますが、 どういうふうに検査してどうなっているから 合格にしたのかをきちんと精査すべきでしょう。 いまだに報道で抜き打ち検査したということも聞いてませんし、 熱源を原子炉に入れて非常用電源や注水などがちゃんと やってちゃんと計算道理に冷やせるかを確かめる必要が あると思いますが、やってないのではないでしょうか? 311では電源車がいってもつながり ませんでした。報道される訓練風景だと ホースをつなぐくらいで終わっているようにみえます。 ちゃんと水を流して原子炉まで入って 計算道理の冷却できることは部分だけ 確認したのではわからないはずです。 実際311ではせっかく注水した消防車からの水は 半分以下しか届かなかったのですから。

本当にこんな状況で推進派の人は稼働すべきだと考えているのでしょうか? 前にも述べたように脅されてその立場になっているだけではないでしょうか。 全員でその状況を壊さないとまた日本は敗戦を迎えることになってしまうのではないでしょうか。

では、また来月に。

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