営業マンは断ることを覚えなさい 石原 明(著)
今回の紹介するものは本というよりはメールマガジンです。なにしろ、今月 読んだ中で一番おもしろく印象に残ったものですから。ちなみにこのメール マガジンの内容の本は今月から書店で販売されていて現在ベストセラーになっ ているそうです。
会社にとって営業活動はきわめて重要です。どの会社の部門系統図をみても 営業部隊が 大きな部門を占めています。特に、工場がどんどん無人化される 現在の企業においては、大部分の人がなんらかの営業活動 に関わることにな ります。たとえ配属場所が関連ない部署であっても出世するにつれて 営業活 動に関わらねばならなくなります。
このように営業に関する技術は多くの社会人にとって重要なのですが、学校 ではまず教わることはありません。主に会社によって営業教育が行われるわ けですが、たいてい抽象的な教育 であり果たして本当に営業成績が上がるの かは受けながら疑問を持つようなものが多いものです。
私は、営業を受ける立場にも、営業に行く立場にもなったことがありますが、 営業スタイルというのは人によって千差万別で、初心者がいきなり営業をや ろうとすると、途方に暮れるというのが実際のところです。
この本(メールマガジン)では、売り手が主導権を持って営業を行うための 技術について、実に具体的な説明がなされています。たとえば、コンビニで お客を衝動買いさせるテクニックについても書かれています。私もその手に 引っかかった覚えが何度かあるのですっかり納得してしまいました。
ホームページ(http://www.nihonkeiei-lab.com/melmag/index.html)でバック ナンバーを全部読むことができますので、とりあえず、営業に関連する方は 一度読まれると目が開かれることが多いと思われます。また、新入社員に対 してよく行われる営業実習の前にこのメールマガジンや本を新入社員が読め ば、営業にたいする考え方ががらりとかわって、楽しんで営業実習を行うこ とができるようになることでしょう。4月に就職する予定の人は前もって読 んでおくとよいでしょう。会社の経営者の方は前もって渡しておくといいか もしれません。
最近大学改革が叫ばれていて、役に立つ学問の必要性が唱えられているので すが、その割にこのような技術を教える科目や学科がある学校をみたことが ありません。私自身は、大学は真理を探求する場であって欲しいと考えてい ますが、実学をやるつもりであるならば、このような社会人の半数程度が必 要とする科目を揃えるべきでしょう。昔は大学では講義では真理について教 えて、そのような実学はバイトやサークル活動の中で個人が自主的に学ぶと いう感じでした。しかし、大学が実学を教えるようになると、このような営 業技術や各国別の交渉術からはては酒の勧め方や接待ゴルフのやり方に至る まで、今までにない学問を数多く創設する必要がでてきます。従って、学問 というものの定義が大分変わってくるのではないでしょうか?どのように変 化するのか楽しみです。
では、また来月に。
では、また来月に。
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