今月の本   1010号 QED 龍馬暗殺  高田 崇史 著


今月の本 1010号 QED 龍馬暗殺  高田 崇史 著

今回ご紹介する本は、時期的にみて 選びました。龍馬伝を楽しむ知識 を得るための本です。

龍馬伝はあとは大政奉還と龍馬暗殺を残す だけといってもいいところまできました。 龍馬の最後はいきなり謎だらけとなりますので、 知識があると、歴史を楽しむ2大手法の一つである謎解き を楽しむことができるのです。 その知識を楽しみながら、 整理したかたちで得ることができる本がこの本です。 この本で基礎を得てから、 最近出版があいついでいる歴史評論家の方々の 龍馬本を読んで、自分がどの説をとるのか、 そして龍馬伝がどの説をとるのかを考えるのは なかなか楽しいものです。 龍馬伝は既にとりおわっているそうですが、 新しい登場人物も何人もでてきてますから、 おそらく伏線がすでに引かれていることでしょう。 いったいどの説をとるのか予想しながら観れば、 より楽しめることでしょう。

このシリーズの主人公は薬剤師ですので、 いつも薬剤や医療の実態についてのトリビアが 混ぜられているのもこのシリーズの魅力です。 今回には安くて効く薬がつぎつぎ廃止されている ということがかかれていました。 あれだけ投薬や検査をされている方からすると、 そうではないかと想像していましたが、 やはり日本の医療界医薬界には無駄なコストを 増やすインセンティブがかかっているようです。 特別会計の仕分けもおこなわれていましたが、 そのような仕組みの内部への改善につながる 提言や処置はあまりなかったように思われました。 医療費は増えることが前提とされていますが、 このような仕組みが支えているのでは 問題です。このような仕組みになったのは、 利用者よりも各界の代表が審議会に選ばれて そのしがらみで仕組みがきまっていったことに あります。(実際医療科のなかでも代表をだしている 人数がすくない科ほど苦しくなっているという記事が 最近ありました。)せっかく政権交替してしがらみ がなくなったのですから、医療費も無駄をなくして 効率を高める方向にインセンティブが働くしくみ とすべきです。 病気や事故を安く早く完璧に直した人や製薬会社ほど 高い報酬が得られるようにすればよいのです。 イギリスではそうなっているそうです。 日本では、病院を経営するには 検査や薬を効果を考えず診療報酬が払われる ぎりぎりの回数までやった方が得になっています。 また、医者が足りないといいつつ 医療免許は一種類なので、 医者になったら儲かる医療科に流れてしまい。 人材が足りない大変な科や地方には 行きにくくなっています。 それらはおそらくしがらみで 動かせなくなっているのでしょう。 診療報酬を実働平均8割となるように、 診療科ごと病院ごとに診療報酬と 医師の人数を科ごとに調節するシステムを はやくつくるべきです。 医療保険も大変だとして、 どんどん負担が増えていますが、 よくそのしくみをみていると、 低所得の人は年収の数割も負担しているのに 数千万以上もらっている人は、一定額しか 払わなくていいので高額所得者ほど負担感が 減るようになっています。 おそらく政策を決める方に高額所得者が多いためでしょう。 (自民党も民主党もなんとか給付金の 所得制限ができなかったことが如実に示しています。) まだ、財務省の管轄する税金は所得控除などもあり、 累進課税もあるので、そういうことが考えられている と思われますが、他の省庁が管理する保険や年金や給食費や罰金 などがほとんどそういう考慮がされていません。 その上管理する役所がばらばらですから利便性も よくありません。給付金をやるにもさらに 管理費用が必要になります。 民主党のマニフェストではもうなくなったそうですが、 歳入歳出庁をつくって、 上記のようなインセンティブを簡単に費用をかけずに 所得分布に考慮したかたちで実行できるように することも必要でしょう。

では、また来月に。

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